配合・ロット・規制対応を
標準業務に組み込む
原料の入荷から成品の出庫までを SAP で全程管理。プロセス製造の特性に合わせ、生産・サプライチェーン・品質・原価を統合し、環境負荷の低い工場運営を後押しします。
化学・素材産業では、配合(レシピ)管理、ロット単位のトレーサビリティ、品質規格・規制対応が欠かせません。 MTC は SAP を土台に、プロセス製造に適した業務設計でこれらを支えます。原料が工場に入ってから成品が出庫するまでを 一つの流れで管理し、環境負荷を抑えた安全な製造と、データにもとづく工場運営への移行を支えます。
課題
解決できる主な課題
- 配合(レシピ)・歩留まり・副産物を含む生産管理
- ロット単位のトレーサビリティと品質規格管理
- 原材料価格の変動に対する原価・収益性の把握
- 危険物・規制・安全関連情報の一元管理とコンプライアンス
A · 業務プロセス
端から端まで、SAP でひとつにつなぐ
原料の調達・受入検査から、配合の指示・投入、反応・混合、工程内検査、成品入庫、出荷(MSDS・COA 付帯)までを、ロットでひも付けて一気通貫に管理します。
調達・受入
仕入先の資格と COA(試験成績書)を確認し、入荷時にサンプリング・試験。検査後にロット単位で入庫します。配合の指示
配合(レシピ)を正式リリースし、製造指図へ展開。誤った配合での生産を仕組みで防ぎます。生産(プロセス)
原料をロット指定で投入し、反応・混合を実施。歩留まりと副産物を含めて実績を記録します。品質・在庫
工程内検査(In-Process QC)で適合を確認し、不適合は自動で隔離。成品をロットで入庫します。出荷
MSDS・COA を添えて出荷。危険物の出庫はシステムで法令遵守を確認し、人手の確認漏れを抑えます。財務・原価
原材料価格の変動を反映しながら製品原価を一貫管理し、収益性を把握します。
B · 管理指標
改善をめざす管理指標(KPI)
化学・素材で SAP 導入により改善をめざす代表的な指標です。数値は MTC の導入プロジェクトで見られた代表的な傾向にもとづく目安であり、前提条件により幅があります。
ロット追跡の応答時間
数時間 → 数分を目安に
紙の台帳を探す作業から、システムでの即時照会へ。回収範囲の特定を速めます。
配合の遵守率
ほぼ全数をめざす
製造指図と配合をひも付け、誤配合での生産を仕組みで防ぎます。
品質検査のカバー率
ほぼ全数をめざす
不適合ロットを自動で隔離し、後工程への流出を抑えます。
在庫の帳簿実在一致率
99%超を目安に
多単位換算と損耗率の計算を仕組み化し、現物との差を縮めます。
危険物出庫の法令遵守
違反ゼロをめざす
システムによる確認で、出庫時の人手の判断漏れを抑えます。
監査準備の所要時間
1日以内を目安に
追跡情報がそろうため、監査対応の資料準備を短縮できます。
※ 数値は SAP の公表値や一般的な導入事例の傾向に基づく目安です。改善幅は業態・現状・運用体制により異なります。
C · 管理成熟度
管理が成熟するにつれ、到達できる効果
導入直後から定着、成熟へと管理レベルが上がるにつれ、得られる効果も段階的に広がります。
STEP 1 · 導入直後
見える化
- 配合(レシピ)を版数管理の下に置く
- 投入ロットの記録を製造指図に漏れなく残す
- 多単位換算と損耗計算を仕組み化し、帳簿と現物の差を縮める
STEP 2 · 定着期
標準化
- 正逆双方向のロット追跡に数分で応答
- 危険物の出庫を承認フローで統制する
- MSDS・COA を含む監査資料を1日以内に出せる状態に
STEP 3 · 成熟期
予測・最適化
- 歩留まりと損耗を工程・ロット別の数字で追う
- 損耗の要因を生産条件と突き合わせて検証
- 配合改良の検証サイクルを短くする
対象業種
化学・化学繊維、次世代バッテリー、繊維・染色、精密化学工業など、素材・化学の各分野で導入を支援しています。 IoT・BI(ビジネス分析)・WMS(倉庫管理)・MES(製造実行)・OA など、既存システムとの連携にも対応します。
MTC の支援
SAP 認定ゴールドパートナー/トレーニングパートナーとして、世界 17 カ国で 350 社以上への SAP 導入実績があります。 要件定義から設計・導入、稼働後の運用保守までを一貫してご支援し、海外拠点を含むグローバル展開やローカライズにも対応します。 お問い合わせは 03-6883-7608 / info@mtcsys.jp まで。
